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留学密着レポート Vol 8
Q. 留学前はどのような生活を送っていましたか?
大学卒業後、7年間幼稚園教諭として私立幼稚園で働いていました。ハードでオーバーワークばかりでしたが、大好きな仕事だったので毎日がむしゃらに子どもたち、保護者と向き合って過ごしていました。ワーホリを考え始めた時期に、偶然自分のクラスに海外からの家族の子どもが入園してきたことで、日本語のわからないお母さん、子どもに英語で対応する機会が増え、もっと英語を使えたらなっと感じて過ごしていました。
Q. カレッジ進学を決めた理由は?
ワーホリでカナダへ来て1年が経とうとした時、ふっと自分に問いかける瞬間がありました。”カナダで1年間生活したけど、このまま帰国していいのだろうか、、、”
その問いに私は、まだ何もかも中途半端だ!と言う答えに行きつきました。トロントで出会った友達は皆、年齢や環境など関係なく色んなことを経験して、挑戦していました。その姿がわたしの頑固な性格に火がつき、そして、もう一度英語を勉強しよう!キャリアアップを目指そう!と決意し、カレッジ進学を決めました。
Q. カレッジ名とプログラム内容について簡単に教えてください
George Brown CollegeのAutism behavioral science です。フルタイムのPostgraduate (大学卒業後の課程) のコースで2セメスターでした。主に自閉症の子供たちへのセラピー方法であるABA (Applied Behavior Analysis:応用行動分析学) について学びました。
Q. 語学学校とカレッジでの大きな学生生活の違いについて教えてください
まず、ワーホリのときに通っていた語学学校では、英語を話せるようになりたいと強く思いながらも、友だちと和気あいあい楽しく過ごしていたように思います。次に、George Brown College (GBC) のEnglish for Academic Purposes (EAP) へ通った際、周りのクラスメイトは皆カレッジを目指して学ぶ人たちばかりで、授業への参加意欲、態度から違いを感じ、とても刺激を受けました。先生もいい意味で厳しく、とても学びの多い時間でした。移民を目指し、母国では心理医学者だったが、別のキャリアを模索中!なんていうおじさんの友達には、プレゼンテーション前に緊張で固まってしまう私に、いつも温かい言葉をかけて助けてもらっていました (笑)
そんな二つの語学学校を経て、、、、カレッジは当たり前ですが、第一言語が英語の人がたくさんいます (笑) 英語の聞こえてくる速さ、使われる単語の違いなどの壁にぶつかり、”はっ!自分は全然このレベルにいないではないか!”と焦った初日でした (笑) 学校生活は、ポスグラのコースだったので、みんな大学で専門的に学んで、それぞれのフィールドですでに経験を積んでる方々。わたしも日本で有れば経験を積んだ人であったはずが、レベルの違い、カナダのことを知らないわたしは毎日が刺激的で、仲良くしてくれた友人らには本当にお世話になりっぱなしでした。
Q. カレッジ生活で一番うれしかったことを教えてください
卒業間際の最終課題を締め切り時間2分前 (!!) に提出し、晴れて成績優秀で卒業できたことです!笑
また、2ヶ月半のキャンパスライフの中でできた友達と卒業までオンラインでしたが助け合い頑張れたこと。その中で、友人たちは私の日本での経験を尊重してくれ、私が発することに対していつも真剣に耳を傾けてくれました。大学を卒業してから就職をせずにポスグラに進学していた23歳の友人からは、私が同い年くらいに見えたのか、「yukariはなんでそんなに現場のことを知っているの?」と真剣な顔で質問された時には、思わず「ねぇ、何年日本で先生していたと思っているの?」と笑ってしまいました。
Q. カレッジ生活で悔しい思いやハードルが高いと感じがことを教えてください
やはりコロナで8割オンラインで終わってしまったこと。それにより、2回の現場実習がキャンセルになってしまったことは本当に悔しいです。また、ポスグラのコースだったので、周りはほとんどカナダで教育現場の経験がある人たちばかり。同じキャリアアップでも、私はカナダでの経験が全くなく、専門的な言葉や教育機関等の仕組みがわからなくコミュニケーションを取ること、自分の考えを伝えることが難しかったです。
Q. カレッジ進学も含めて、長期留学すると壁にぶつかることがあると思います。ゆかりさんはどのように乗り越えましたか?
海外での生活は慣れてはいたものの、英語力やコミュニケーション能力、仕事、、、などを他人と自分とで比べて落ち込むこともありました。緊張、不安からカナダについてから約3週間ほど時差ボケが続いているような身体の不調もありました。でも、自分は自分、周りと比べてる暇があったら、自分のペースを見つけて、スモールステップで目標に向かってやっていこう!無理せずに楽しむべき!せっかくトロントにいるんだもん!と乗り越えるようにしていました。また、気の合う友人や支えてくれる人に出会ったことも私にとっては心の支えでした。
Q. 留学始めのころと比べてどのように自分は変わったと思いますか?
はい!良い意味でも悪い意味でも図太く、言いたいことははっきり言う!という感じになったと思います (笑) おっとりマイペース、受け身の私でしたが、やはり自分の思いは発言していかないと相手には伝わらないので。っと言っても、今でも英語での電話などは相変わらず緊張をしますが (笑)
Q. 日本とカナダでの幼児教育で大きな違いは?驚いたことや逆に日本のやり方の方が良いと感じることはありましたか?
カナダの幼児教育について学んだわけではないので、はっきりとしたところは正直わかりませんが、さまざまな形で教育現場と触れた経験から話すと、少しマニアックなポイントにはなりますが、いい意味でも、悪い?意味でも、カナダの先生たちは働き方で力が抜けているように見えることが多かったです。服装や髪型などもおしゃれを楽しみ素敵だなっと思う反面、ハイヒールを履いて園庭で保育をしている姿を見た時は、ん?と思ったり (笑) オンラインクラスの時は、子どもたちにお水は休憩まで飲まないでねーっと言っておきながら、コーヒーをゴクゴク飲む先生の姿があったり (笑)
また、JK、SKといわれる日本でいう年中長 (4〜6歳) はカナダでは小学校へつながりとして、アルファベットや算数もやっていますが、日本はそのような教科が本格的に始まるのは一年生になってから。でも、様々な違いはありますが、国は違えど、幼児教育はとても大切なものなので、日本以外のことを少しでも知ったり、見れたことは自分の視野を広げるとってもいい経験になったなと思います。
Q. 帰国後の計画、または将来の夢は?カレッジで学んだことがどのように日本で活かしたいですか?
何歳になっても挑戦し学ぶことがとても大切で、素敵なことだと思います。ですが、カレッジという場所は、語学学校とは違います。正直に言って大変です。ですので、ぜひカレッジ進学に興味のある方は、こんなことを学びたい!これについて知りたい!など、どんなに小さな目標や興味でもいいので持ち続けてください。その思いが進学したのちの頑張りに変わり、成功へと繋がると思います。たくさんの日本人に、様々なフィールドで活躍して欲しいと心から応援しています!
Q. カレッジ進学にご興味がある生徒さんへメッセージ、またカレッジ進学成功のTipsもあればアドバイスお願いします
帰国後は、ざっくりとした計画ですが自分の経験を生かしながら子どもたち、保護者のためになる人になりたいと思っています。結局私は幼児教育の現場からは離れられないかと思うので、思う存分これからもやっていきたいと思います。
また、カレッジで学んだABAの資格を将来的に取れたらいいなと思っています。ですが、学んだことは様々な場面で活用していけると思っているので、障害がある、なし関係なく、子どもたち、保護者方がハッピーに生きられる環境を作っていくために活用していけたらと思っています。
Q. ゆかりさんにとってovrseeオフィスはどんな場所ですか?
ovrseeは私にとって、”家族以上に深い話をした場所” です。
初めの一年は、心の拠り所、安心できる場所だったovrseeでしたが、年数を重ね、図太くなった私はついつい「みほさーーーーん」と定期的にオフィスに行ったり、電話をしたりしては長時間話が止まらない!! (笑)
でも、良い意味でみほさんと話すと、あ、こんなこと助けてもらいたくて頼ったんだけど、自分でやってみよう!解決してみよう!と思えてきて、結果的に自分でやっていることが多かったり。それは、みほさんの太陽のようなポジティブオーラが関係していると思っています!そして、みほさんの存在は私のパワースポットでした!後半はオフィスに行くこともできなかったですが、コワーキングスペースって言う環境も刺激的で、面白い出会いもあったりして、ovrseeオフィスが大好きでした!
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