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留学密着レポート Vol 5
Q. 留学前はどのような生活を送っていましたか?
日本で看護学校を卒業後、看護師として8年勤めていました。仕事も好きでしたし、書道やマラソンの趣味もあり、仕事と趣味と両方楽しんでいました。英語の勉強に関しては、机に座ってじっくり英語を勉強したことはなかったです。でも人 (特に外国の方) と話すのは好きで、英語の授業に来た外国人講師の先生や町で出会った外国人の方に、未熟な英語と巧みなジェスチャーを使ってコミュニケーションを図るのは好きでした。
Q. 留学しよう!と思った理由は?
Q. 今回のボランティアはどのように見つけましたか?
私はEnglish School of Canada (ESC) の語学学校で医療英語のプログラムを受講しました。この医療英語プログラムを全て (4カ月) 受講すると、病院でのボランティアができると留学エージェントの方と語学学校のカウンセラーの方から教えてもらい手続きを進めました。
Q. ボランティアの仕事内容について教えてください
ボランティアの内容には様々な活動があります。院内にはボランティア担当で勤務されている方がいます。その方が院内の様々なイベントと、それに伴うボランティア募集のメールを送ってくれるので、そのメールを見て自分の興味のあるものに立候補します。どれも興味深い内容で私は気になるものはほぼ全て参加していました。
私が最初に行ったのはナビゲーターと言って、インフォメーションセンターに訪ねて来られた患者さんや患者さんの家族の要件を聞き、行きたい科や検査室の場所を案内する仕事です。病院のボランティア担当の方から「多民族国家のカナダでは英語が第一言語でない方が多く、多くの方が各国の言葉のアクセントのある英語を話します。それぞれのアクセントをある英語を正しく聞き取れるようにナビゲーターで鍛えて下さい」と言われました。初めは患者さんの要件を聞き取ることが難しかったですが、次第に聞き取れる内容が増えていき本当にリスニング力が鍛えられたと思います。
また月に一回、一般市民の方に向けた医療講座を院内のホールで開催しており、その運営の介助を行いました。会場のセッティングや通訳機器の管理、アンケート用紙の配布等を行いました。講座中は一般市民の方に混ざって私も講座を聞いて自分の学習の肥やしとしていました。
またHospital Elder Life Program (ここではHELPと呼びます) という院内のプログラムに参加しました。これは特に高齢の入院患者さんが「入院」というライフスタイルの変化に伴って入院中に身体や認知機能が低下するのを予防することを目的としたプログラムです。このプログラムでは患者さんの病室を訪問し、食事のセッティングや食事摂取の促し、歩行練習の介助、音楽鑑賞やゲームをして一緒にベッドサイドで過ごす等行いました。事前に担当の看護師から訪問する患者さんの状態や現病歴について記載された用紙をもらい、その情報を把握した上で訪問しました。また訪問後は自分が関わった時の内容を毎回記録しました。私は患者さんの情報を把握するのも記録するのにもすごく時間がかかり、他のネイティブのボランティアの方が5~6人訪問する間に私は1人分仕上げると言ったすごく遅いスピードでしたがなんとかやっていました。
冬頃になると職員に対するインフルエンザの予防接種の介助を行いました。インフルエンザの予防接種を受けに来た職員の情報を電子カルテに入力したり、ワクチン投与の介助を行ったりしました。
最後は救急医療センターの待合室でボランティアを行いました。ここでは診察までの待ち時間の間に寒気や吐き気、痛み等の症状を訴える患者さんの対応をしました。また救急センターに尋ねてきた家族を患者さんが今どこの診察室、院内のどこにいるのか確認し案内するという仕事もしました。カナダでは保険証を持っている方は医療費が無料となります。その影響もあり、救急センターは常に患者さんで溢れていました。患者さんの来院後、看護師がトリアージを行い患者さんの状態に合わせて緊急度を決めていました。トリアージで緊急度が低いと判断された患者さんは診察までに最低でも4~5時間程待つことがあり、患者さんも家族もすごくストレスを抱えていることが多く、コミュニケーションをとるのが難しい時もありましたがよい経験になりました。日本にいた時に救急センターで働いていたこともあり、日本とカナダの救急センターについて比較できたことも良かったです。
Q. 日本とカナダの病院での一番の大きな違いは何ですか?カルチャーショックがありましたら教えてください
一番大きな違いは、職員がみんなバタバタしていないこと。コーヒーや携帯を片手に持って働いている人がいたことです。私は日本で看護師をしていたときはいつも時間に追われるようにセカセカと動いていました。国民性もあるのかどの職員もみんなゆっくり働いて (いるように見えた) ことは大きな驚きでした。でもだからと言ってみんな仕事をしていないわけではないです。看護師一人一人の判断はいつも的確で、自分のペースで落ち着いて確実に仕事をこなすという感じでした。
Q. ボランティアで悔しい思いはありましたか?
HELPに参加する前に院内の事前研修への参加が必須であり参加しました。現地の大学生や退職後の方など、ネイティブの方が主に研修を受けに来られていました。自分の英語力で研修内容が理解できるのか不安でしたが研修内容は日本の看護学校で習った内容と似ていたこともあり理解できました。研修の最後に研修内容について早押しで問題を解いていく場面がありました。その時に私が問題を読み進めている段階 (問題内容もまともに理解できていない) 段階で周りの方々がどんどん解答していく場面があり、圧倒的なリーディング力の差を感じて悔しい思いをしました。
Q. ボランティアでうれしい思いはありましたか?
Q. ボランティア中に自分の英語が伸びていたと思った瞬間はありましたか?
Q. このボランティア経験で自分がどう変わったと思いますか?
HELPに参加していた時、病室に入って患者さんに会うまでいつもドキドキしていました。訪室前に「患者さんと話しできるか、患者さんの訴えが理解できるか、こんな私を受け入れてくれるか」と不安がたくさんありました。時には話す気分じゃないからと断られたこともありますし、患者さんの訴えが聞き取れず何度も聞き直しているうちに機嫌を悪くさせてしまったこともあって毎回、訪室する時に勇気がいりました。しかし私は英語力向上が目的でボランティアに参加しているのに、恐れて患者さんのもとへ行かなかったら何も始まらないと思い訪室を続けました。また様々なボランティアの募集に関しても、ネイティブではないし私の英語力でやっていけるのかという不安はありましたが気になるもの全てにチャレンジしました。
Q. これから渡航する生徒さんへメッセージ、留学成功のTipsもあればアドバイスお願いします
Q. ovrseeオフィスはMamiさんにとってどんな場所ですか?
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