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留学密着レポート Vol 1
記事: Shota Hiyamaさん (トロント・ワーホリ)
Instagram: @shotq
Q. 留学前はどんな自分でしたか?
留学前だけではなく留学後も変わらないことは「決めたことはする」です。私が留学をしたのは25歳の時です。日本では高校卒業後すぐに服関係の会社にて約7年間勤めました。就職したての頃は理想ばかりを求めており現実が見えてなかったです。服屋といえば、かっこいい服を着てかっこいい仲間と語り笑い合うイメージでした。ですが、それだけではこの社会では生き残っていけないことが分かりました。と言うのもお金が必要になるからです。
お客さんとして通っていた服屋がそう言うイメージだったので仕方がないですが、例えでいうとディズニーランドと同じです。訪れる人には裏側が見えない、見せないほどの魅力を表側で演出しなければいけないです。そしてお客さんからお金を頂くまでが仕事というものです。そうでなければ潰れてしまいますからね。会社が潰れしまうとかっこいい服屋のはずが一番かっこ悪くなります。働いた7年間は大きく私を変えました。
私は特殊な仕事をしているので、人として魅力を感じてもらうためにどう生きるということに関して深く考えました。そして、出た答えは自分が思う「かっこよく生きる」です。誰の人生にも選択しないといけない時があります。私の場合はいつも二択しかないんです。その選択が「かっこいい」か「かっこわるい」かだけなんです。他人の意見はとても大事にしていますが (10代の時はそうではなかったですが笑) 、最終的に決めるのは自分自身です。日本でいうと成人を越えれば全て自己責任で物事に挑戦することができます。その裕福な環境をどうするかも自分次第。だから、私は自分が思う「かっこいい道」を常に進んでいます。それは留学前から今も行い続けていることです。時と場合によっては、頑固過ぎて人に嫌がられる時もありますが、それも含めて私は私なんです。
そして、一番伝えなければいけないことは忘れかけていました!留学前の私は英語が全くといっていいほど話せなかったです。
Q. 留学しよう!と思ったきっかけは?
イタリアで行われる世界最大の既製服の展示会があるのですが、そこで世界のトップメディアたちが有名でもない名札のない私に興味を抱き彼らのサイトに掲載してくれました。某有名サイトでは表紙に私がいました。その時に私と一緒に掲載されている方々は、業界では名が通った方で私は驚きを隠せず夢のような時間を過ごしました。しかし、次の日、一週間後となればそれはただの過去のこと。私と一緒に掲載された方々は、注目をされ新たな動き新たな結果を生んでいました。その瞬間に自分に問いかけけました。自分はこのままではいけない、自分は彼らと同じ、彼ら以上のものを見たい、作りたい。そういう思いが強くなり私の欠点を探しました。そこで1つ明確だったのが語学力です。誰かが私に興味を持ち、話しかけられチャンスに繋げられる時に自分の口から自分の思い伝えられないことが欠点でした。それが理由で留学することを決意しました。
トロントに決めた理由は簡単です。1つは寒いから。暖かいところに行くとどうしても陽気な人たちが集まり酒と音楽を好みパーティー三昧になりそうでしょう (笑) 人によりますが、私は人と話すのが好きなので誘われて楽しそうでしたら必ず行ってしまいます。そして酒を飲んでしまいます。そしてせっかく覚えたての英語を忘れることを恐れました。留学とは、自分自身の目標がありそれを成功させるためにどうするかが大事と思います。なので私はパーティーを避けました。といってトロントでパーティーに行ってないと言うと嘘になります (笑) もちろん、トロントにいる人も酒と音楽を好みます。私にとってはいいバランスだったと思います。
もう1つの理由はニューヨークに近いことです。往復バスで1万円ほどです。夢の切符のようです。世界の経済と言われる場所に1万円!芸術、音楽、服を好む私にとって、人生で行きたかった場所にアクセスがいいというのはすごく魅力的でした。最終的には月1回行ってました。
近年ファッション業界はストリートファッションといわれる装いが流行であります。ですが、街の人が着ている服はストリートで生まれたものではなくファッション貴族たちにより生まれたストリートウェアです。それに対する問いかけと私の現在のファッション業界での地位を考えました。そこで、私なりのストリートウェアを作るという企画を考えました。
私の海外生活で影響を受けた路上にいるホームレスの人たちが持っているダンボールに書かれた強いメッセージ。様々なことが書かれてます。そして、今回私の業界での地位を底辺とふまえアイディアとして取り入れました。ニューヨークファッションウィークにダンボール片手に行きました。もちろん、アポイントがないので会場前止まりです。ダンボールには、
Help me! Fashionless and hungry. Please keep your money. I want time. Please give me yours. I want you to draw on my clothes. I’m Shota Hiyama (JAPAN)
と書きました。このメッセージを通じてファッション業界人やトップモデルなどいろいろな人と出会うことができました。そしてファッションショー会場前、路上にて日本より持参してきた旅服にアートを書いてもらい、私なりのストリートウェアを手に入れることができました。
それだけではなく、会場前でとあるバレエ協会の方に出会いました。その方が私をショーに入れてくれ、そのおかげて私は当日全てのショーを良い席で見ることができました。夢のような話ですが現実です!そのほか、この企画を通して出会った方たちとは今でも繋がりを持ち、多々な企画を共にしてます。
ovrseeにて紹介してもたった学校に通い、授業に出席する前に予習、終えて復習の繰り返しをしました。宿題も私にとっては楽しいことでした。知らないことがありすぎて、毎日学ぶことや勉強が楽しかったです。人間はやれば成長するなと思いました(笑)学校の環境にも恵まれ、たくさんの人に協力してもらいました。学校に行くことはお勧めします!現地の人たちは私の英語が間違っていても修正してくれませんが、学校では先生、友達などみんな修正してくれます。間違った英語を話して修正された時は恥ずかしいですが、教えてもらった英語は体が覚えます。恥をかくことを恐れず、挑戦してほしいです。私の場合は、学校で沢山の方々に笑われました。それくらいの方が良いかもしれないです。
今は伝えたいことは伝えられるようになりました。この体験談を書いている今、私は日本帰国前の一人旅最中です。今はメキシコにいます。その前は少しの間ニューヨークとロサンゼルスで生活していました。レストランの注文は問題なし、道は尋ねられる、アメリカ人とも一緒に暮らしていました。
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